会場見学に行く前に決めておきたいのは、結婚式を実施する日程です。
日程を決める際に重要なふたりのスケジュール以外にも、ゲスト目線から注意したいポイントがたくさんあります。
ふたりや家族が「この日のこの時間帯にしてよかったね」と納得できるのはもちろん、ゲスト全員に気持ちよく参加してもらえるような日にしたいですよね。
そのために知っておきたいのは、
アキ
そこで今回は、そんな2つの大事な視点を外さないためにも、6つの段取りから気をつけたいポイントをチェックしながら、結婚式の日程の決め方を解説していきます。
日程を変更したい場合はどうするのかや、日程をゲストに伝える時期もご紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
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結婚式の日程っていつまでに決めるの?
結婚式の日程を会場側から聞かれるのは、ブライダルフェアや下見に行った時。
見学した式場が気に入り、日程を伝えて空きがあれば契約になります◎
他の式場を見てから決めたい!という場合でも、希望の日程に他の結婚式が入らないように仮契約ができる式場もあります。
そのため見学前に日程の希望を出しておくと安心ですね。
結婚式の日程の決め方
結婚式の日程を決める時は、次の6つの段階に分けて考えてみるのがスムーズです。
- スケジュール確認
- 季節を決める
- 曜日を決める
- 時間帯を決める
- お日柄をチェックする
- 費用面で決める
その前にまずチェックしておきたいのは多くのゲストが「結婚式のお呼ばれ、この日は避けたい!」と思っている日にち。
それは年末年始やゴールデンウェークやお盆休みなどの大型連休です。
アキ
と思いがちですが、既に帰省や、家族との予定を組んでいる人も多いです。
逆にサービス業で仕事があるという人は連休はとても忙しく、休みを取るのも難しいはず。
ゲストに気兼ねなく来てもらうためにも、大型連休と年末年始は避けた方が無難です◎
1.スケジュール確認をする
ゲストが避けたい日をわかったところで、まず最初に行いたいのは家族のスケジュール確認。
仕事などの都合で「参加できない時期」がないか、両家の家族の都合を聞いておきましょう。
絶対に参加して欲しい友人にも、スケジュールを聞いておくと安心ですよね。
アキ
ハル
私たちの場合、はじめの計画では桜の季節を考えていましたが、家族の希望を聞いていくと、残った選択肢は秋と冬になっていました。
2.季節を決める
家族のスケジュールがわかったら、次は結婚式を行いたい季節を決めます。
季節を選ぶ際に基準にしたい3つのポイントを見ていきましょう。
屋外での演出の有無で決める
ガーデンでのケーキカットやスイーツビュッフェを考えているふたりなら、ゲストのために屋外でも過ごしやすい季節を選びたいですよね。
屋外での演出を行うカップルに人気なのは、気候もちょうどよく過ごしやすい春と秋!
月でいうと、3~6月、9~11月になります。
また、春は桜や新緑、秋は紅葉と、前撮りや当日のフォトシューティングにも魅力的な時期なだけあって、1年を通して人気の季節になっています。
人気の季節は結婚式が多く、早ければ1年以上前でも埋まってしまう可能性もあるため、早めの予約が肝心です。
結婚式のテーマに合わせる
結婚式のテーマが既に決まっている人は、それに合わせた季節を選ぶのがおすすめ!
季節に合わせた装飾で、より世界観が深まるのも魅力のひとつです。
それぞれの季節に合ったテーマにはどんなものがあるのか、見ていきましょう。
春は「桜」や「春の花」をテーマにした、フラワーウェディングが人気の季節。
春らしいピンクをテーマカラーにしたり、瑞々しい「新緑」を飾ったグリーンウェディングが映えるのもこの時期ですね。
アキ
夏にしかできない「ひまわり」ウェディングや、リゾートムード満点の「海」をテーマにしたウェディングが人気です。
お祭り気分が出せるのもこの時期だから、ゲスト参加型の演出でワイワイ楽しむにももってこいの季節です。
アキ
ハル
アンニュイな雰囲気が漂う秋は、ドライフラワーをたっぷりと使った「ラスティック」なウェディングが似合う季節。
アンティークやくすみカラーの小物をプラスして、大人可愛い結婚式を楽しめます。
アキ
ハル
冬に人気なのは「クリスマス」ウェディング。
クリスマスツリーや雪の結晶の装飾を飾って、キャンドルを置けばロマンティックなムード満点!落ち着いた、大人な雰囲気を出したい人にもぴったりです。
アキ
誕生日や記念日の月で決める
彼や彼女の誕生月や、ふたりの記念日が近かったり、思い入れがあるという観点から月を選ぶという人も多いですね。
入籍も同じ日に行う場合は、結婚記念日=挙式日になるから、結婚記念日にしたい日で選ぶのもおすすめです!
3.曜日を決める
季節が決まったら次は結婚式を行う曜日を考えます。
結婚式は土曜日か日曜日に行う人がほとんどですが、ゲストが平日お休みなら、もちろん平日でもOK!
一番人気なのは土曜日。
翌日も休日で、ふたりもゲストもゆったりと過ごせることが理由ですね。
平日の場合は、金曜日の夜が人気です。
4.時間帯を決める
曜日と一緒に決めたいのは、結婚式を何時からスタートするかということ。
結婚式の所要時間は、挙式が30分の披露宴が2時間で、約2時間半~3時間が目安になります。
披露宴のスタートを食事の時間に合わせるのが一般的のため、午前なら10時~11時、午後なら12時~14時に挙式をスタートするカップルが多いです。
時間帯を決める基準にしたいのは、以下の3つのポイント!
ゲストの前後の予定を考慮して決める
土曜日なら、ヘアセットや着付けの準備時間がしっかりととれる午後スタートが、日曜日なら、翌日が仕事でもゲストの負担になりにくい午前中からの式が人気です。
結婚式の前後がゲストにとって休日になるのか、ならない場合はゲストの準備時間に無理がないかを考慮しておくと親切ですね!
ハル
ふたりの予定で決める
当日朝に婚姻届をだす場合や、二次会を行うかどうかでも選ぶ時間帯が変わりますよね。
婚姻届けを出すなら、朝一に市役所に提出し、そのまま式場へ行くことを考えても午前中は避けるのがよさそう。
二次会をする場合には、終わった後にゲストがスムーズに帰宅できるのかどうか、公共交通機関の時間に注意必要です。
披露宴終了後の1時間半から2時間後に二次会スタートすると考えて、所要時間は約2時間。
無理な場合は宿泊手配をするなど配慮も忘れずに!
時間帯の雰囲気で決める
結婚式の時間帯によって、雰囲気もがらりと変わりますよね。
例えば、大人っぽっくムードを楽しむ結婚式なら夕方以降のスタートがおすすめ!
夕刻の移り変わる空を眺めながら、贅沢な時間を過ごすトワイライトウェディングや、ライトアップや花火の演出を楽しむナイトウェディングも人気です。
5.お日柄(六曜)を決める
日時が決まったら、お日柄をチェックしましょう。
お日柄とは、中国に古くから伝わる占いをもとに、吉凶を判断するために用いられる六曜(ろくよう/りくよう)のこと。
結婚式に良いとされる曜と、悪いとされる曜があり、さらにスタートする時間によっても吉兆が変わります。
では、結婚式におすすめのお日柄と、避けたいお日柄を見ていきましょう。
【おすすめのお日柄】
大安(たいあん)
「大いに安し」と言われて、1日を通して何をするにも良い日◎結婚式に最適な日です。
友引(ともびき)
「友を引く」で、幸せを分け与えるとされている、お祝い事にふさわしい日。気を付けたいのは時間帯で、午前11時から午後1時の時間帯は凶とされているので、挙式のスタート時間が当たらないようにしましょう。
先勝(せんしょう/さきがち)
願い事や急ぎごとに良いとされている日。結婚式をするなら午前中からスタートがが吉です。
【避けたいお日柄】
仏滅(仏滅)
大安と逆で、1日中何をするにも凶な日。結婚式などのお祝い事を最も避けたい日です。
赤口(しゃっこう/しゃっく)
赤という字が「火」や「血」などを連想させるため、仏滅と並んで縁起がよくないとされている日です。特に新しいことやお祝い事は避けるべきとされています。
先負(せんぷ/さきまけ)
先勝とは逆で、急ぎ事や争いごとを慎むべき日とされています。結婚式をするなら、午後からは吉とされています。
また六輝とは別に、何事をはじめるにもよい日とされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」や、暦上で最高の吉日とされる「天赦日(てんしゃび)」などもあります。
これらは科学的な根拠があるものではないため、今はお日柄を気にしないカップルも多いです。
ただ、家族や親族の中に気にする人がいた場合、相談せずに決めてしまうと後々トラブルになる可能性も!
まずはご両親に意見を聞いておきましょう。
アキ
ハル
みんなはどうしてる?
お日柄(六曜)を気にする人は減ってきたとはいえ、ゼクシィのトレンド調査の結果を見てみると、まだまだ考慮している人は多そうです。
大安や友引は人気があるので早めの予約が安心ですね。
もし双方の親族に、それほどお日柄へのこだわりがなければ、節約のチャンスとすることも可能です。
6.費用面から決める
結婚式の日程や時間帯の決め方、最後に気を付けておきたいのは費用のこと。
選ぶ日や時間によって、結婚式の費用にも大きく差がでます!
やはり人気の季節や時間帯は通常と比べて費用が割高です。
逆に人気のない季節、例えば真夏や真冬や、夕方以降の時間帯、仏滅の結婚式は安いプランが用意されていることが多いんです。
費用面から選びたい!という人は、あえて人気のない日を選ぶのもおすすめです。
【前提】
・絶対ここ!という式場はない
・仏滅はできれば避けたい
1.候補の式場を2~3箇所選ぶ
2.式の約半年前まで契約を待つ
3.人気のないお日柄はまだ空いている
4.候補式場から先勝・先負の空きを探す
5.半年前に空いてる微妙なお日柄は式場もリスク
6.値引交渉が簡単!
また、仏滅がOKの場合はギリギリまで粘らなくても割引プランがあることも!
結婚式の日程を変更したい場合はどうする?
以上、6つの段取りにそって結婚式の日程の決め方を解説してきました。
でも、結婚式はまだまだ先のこと。
日程を決めた後にやはり都合が悪くなったり、日時を変更したい!となった場合はどうしたらいいのでしょうか?
日程変更は早めの相談がおすすめ
結婚式の日程を変更したい場合は、式場側に早めに相談しましょう。
違約金が発生するかは式場との契約によって異なりますが、結婚式の日程が近ければ近いほど、違約金が発生する可能性が高くなります!
多いのは、見積金額の何パーセントかを、変更料として支払う方法。
結婚式までの残日数が少ないほど支払う割合が高くなり、さらに既にオーダー済みのアイテム等の支払いが出てくる場合もあります。
そのため日程変更がわかった時点ですぐに連絡することが大切です。
違約金はブライダル保険でカバーできる場合も
ブライダル保険では、ふたりや家族の病気や不幸、災害が理由で日程の変更やキャンセルを行った場合には保証ができます。
ただ、自己都合の日程変更は保証できないので気を付けてくださいね。
式場との契約時には、どんな理由の変更にいつから違約金がかかるのか、いくらかかるのかをしっかりチェックして、必要であればブライダル保険に加入するのが安心です。
ブライダル保険も加入可能な期限があるため、こちらも早めのタイミングで検討するのがおすすめですよ。
結婚式の日程報告のタイミングはいつ?
結婚式の日程が決まったら、どのタイミングでゲストに伝えたらいいのでしょうか?
あまり早く言いすぎるのも、まだまだ先のことなのに?と思われないか、ゲストの反応を考えると悩みますよね。
でも、必ず来て欲しい人には決まったタイミングで伝えてOK!
早くから日程がわかっていれば、予定が組みやすくゲストにも親切です。
招待状は結婚式の2~3か月前に発送となるため、それ以外の人にも半年~4ヶ月前には日程を伝えておくのがいいですね。
まとめ
以上、6つのポイントから、結婚式の日程の決め方をご紹介しました。
これでゲスト目線での日程チェックは完璧!
余裕を感じられるスケジュールは、ふたりからのおもてなしの気持ちが伝わります。
記事を参考に、結婚式にふさわしい1日を選んでくださいね!
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